11/14、15の2日間にわたり、学校法人臼井学園　富山自動車整備専門学校　様にて、

当社の整備士が講師となり、講習会を開催いたしました。

 

1日目は２年生を対象とした講習会を行いました。

講習内容は、

1. ディーゼル車燃料装置のコモンレールシステムについて
2. 故障診断について

上記２点で行いました。

コモンレールシステムについては、

まず座学として２級ジーゼル整備士の教科書を基本として燃料の流れや各装置の確認を行い、実体験を交え講習しました。

生徒の皆さんは国家資格所得に向け、しっかり耳を傾けていらっしゃる姿が印象に残りました。

座学終了後は実習場に移動し、燃料装置を現物で確認し機能やメンテナンス方法について実習しました。

次に、故障診断についての講習を行いました。

故障診断の講習では実際の車両を使用し、模擬故障を作り、診断方法について実体験していただきました。

パソコンを使っての診断やデータの読み取りを実施した結果、生徒さんから驚きの声があがった他、多くの質問が寄せられました。

国家資格取得に向けお忙しい中、生徒の皆さんから多くの反響をいただき、講義が好評の中で終わりよかったです。

試験に本番に向けて頑張っていただければと思います。

 

２日目は、１年生を対象とした定期点検作業についての講習会を行いました。

定期点検講習の前に、動画を使用して日野自動車が取り扱っている車両とダカールラリーなどについての説明を行いました。

生徒の皆さんに最新車両の動画を見ていただいたことで、トラックやバスについてこれまでと違った視点で認識して頂けたと感じました。

ダカールラリーの話では、今大会に当社から１名メカニックで参加しており、

学生さんより「自分も出たいがどうしたらよいか」などという質問も出ておりました。

※ダカールラリー（総走行距離10,000kmにも及ぶ長く厳しい道程を、約2週間をかけて激走するラリー）

その後、実際に中型トラックを使用しメカニック２名による定期点検のデモンストレーションを実施しました。

今回の講師は、７月に開催された今年度の日野技術コンクール支部大会参加者で、定期点検部分を抽出して行いました。

生徒の皆さんはメカニック２名の息の合った作業を見て、驚いていましたし、

点検後の質問でも「自分にもできますか」や「点検の方法を知りたい」などという意見も頂きました。

デモンストレーションを終えてからは、各装置の説明や、車両を自由に触る時間を設けました。

生徒の皆さんが、初めて触るトラックや部品に対し、多くの質問を受けることによって、

興味を持って頂いているという実感が沸きました。

当社は今後もこういった講習会を通じて、より多くの生徒さんに興味を持っていただき、

自動車業界の発展に微力ながら貢献していきたいと考えております。

富山自動車整備専門学校様には、今回はお忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

ダカールラリー2018大会概要

開催国　   ： ペルー・ボリビア・アルゼンチン
走行距離   ： 未発表（約１万キロ）
日程　　   ： 2018年1月6日 スタート（約２週間）

詳細は下記リンク先をご参照ください。

http://www.hino.co.jp/dakar/index.html

 

全国ディーラーの希望者（日野サービススタッフ技術資格 上位資格保有者）から毎年４名が選抜されており、

試験の結果、今回当社として初めて参戦することとなりました。ご声援よろしくお願いいたします！！